【育児】うるさい子供がお葬式でも静かにしてくれる裏技
こんにちは、夕凪母さんです。
10月半ばを迎え、東北の空気がいよいよ冬に向けて確実に寒さを増していく中、故郷の秋田県で過ごした日々を思い出すことがあります。
さっきも、私の祖母のお葬式で久しぶりにたくさんの親戚の人たちと会うことができて、とてもうれしかったことをふと思い出しました。
それは、不器用な私がなぜか逆転ホームランを打ったような出来事があったからです。
というわけで今回のテーマはこちら。
【子供がお葬式でも静かにしてくれる裏技】
本題に入る前に少し私の話をさせてください。
私は子育て歴23年目の2児の母です。
会社員(事務)の経験を経て保育士経験、発達支援の仕事の経験を積んでまいりました。
働く親御さんの気持ち、共稼ぎ世帯の大変さ、じいじ・ばあばが近くにいない世帯の子育ての苦労もわかります。
二人の子供たちはそれぞれに持病を抱えているため、病院通いの苦労もわかります。
私自身ADHDという発達障害の診断があり、決して器用ではない特性を持ちながらも、まもなく子育てに一区切りをつけようとしている一人です。
不器用な私が多くの困難を乗り越えてきた中で身に着けてきたことは、きっとあなたの悩みを軽くします。
結論はこちら。
次の章で深堀します。
【子供に段取りを簡潔に伝える】
普段の生活の中で、子供は少しずつ一日のスケジュールを覚えます。
ごはんの時間や遊ぶ時間、お昼寝の時間やお風呂の時間など。
一日の流れを感じながら、少しずつ生活のルールを覚えます。
家の中を起点にして少しずつ外の社会とつながるためにルールを身に着けます。
パパやママとの会話も楽しくなって発語が増えて文章化されていく頃、子供は話を聞く力もぐんぐん伸ばしています。
この聞く力を使って『今は静かにする場面だということを目を見て静かに伝える』ことで、気持ちの切り替えを促します。
私の実体験についてお話しします。
それは、私の祖母のお葬式でのことです。
その日、たくさんの親戚やいとこの子供がたくさん集まりました。
年齢もバラバラでしたので、上は中学生から下は1歳児まで総勢7人の子供たちをまとめなければなりませんでした。
けれども、大人はそれどころではなくバタバタとしていました。
なんとなく雰囲気的に、子供は参列させず隔離したほうがいいのではないかという方向になり、小学校低学年より小さい子供たちは別部屋で遊ばせることになりました。
しかし祖母宅でのお葬式でしたので、狭い家の中で騒がないように・静かにしなければならないことには変わりありませんでした。
そこで私は、小学校低学年の子を中心にこう言いました。
「今から下の部屋でお葬式が始まります。
お坊さんとたくさんのお客さんが来て、あの写真のおばあちゃんを一緒に拝みます。
30分くらい時間がかかります。それがおわるまでみんなで静かに待てるかな?」
と話しました。
【静かにしている間だけ、子ども一人ひとりになんとなくでもいいので役割を決める】
するとその中の一人の子が
「待てるヨ!」と得意げに返事をしてくれたので
「じゃあ、きみがリーダーになってくれる?」と伝えました。
「うん!わかった」との返事を聞けたので
「終わったら必ず教えるからね」と約束しました。
最後に念のため「何か困ったことがあったら近くの大人の人にお話しすること」も約束し、私は部屋を後にしました。
それから、お葬式に参列をし予定通り静かに進行しました。
お坊さんと参列者を見送った後、私は子供たちの部屋に行き
「お葬式が終わりました、みんな静かにしててくれてありがとう」と声を掛けました。
すると、彼らはホッとした様子になりました。
このプロセスを踏んだおかげで、その後何事もなく終えることができました。
ちなみにこの子供たちは、私とは全員初対面でした。
【なぜ、この日初めて会った子供たちが私との約束を守ることができたのでしょうか】
考えらる理由はこちら。
具体的にどんなことをしたかというと
お葬式でも結婚式でも、大人同士だと役割をあらかじめ決めて準備を進めますよね。
実は子供にも簡単な役割を持たせることで、お葬式に参加したこととして経験につながりますし、気持ちの切り替えと集中力、場面を読む力を育む効果が期待できます。
但し子供は短期記憶が主なので、大人側も思い通りに行かないことは想定しておきましょう。
なのでそういう時こそ、私のような立ち回りをする人を一人配置することをお勧めします。
とはいえ、この役回りはそんなに難しくはありません。
もし泣いたり騒いだりする子供がいたら、その時は親に任せればいいのです。
親も緊張を強いられる場で子供を見なければいけませんし、連れてこなければいけなかった事情だってあるはず。
たった30分の間だけでもその役割を担う意味はあると私は考えます。
お葬式の雰囲気をなるべく壊さない為の準備として、できる限りのことをするという解釈でいいのですから。
【ちなみに我が子二人は参列しました】
当時、長男坊が中学生、長女が小学校高学年でした。
二人とも参列するつもりで臨みましたので、特に動揺することもなかったです。
ぶっちゃけ子供たちには周りの大人の人の真似をすればいいとだけ伝えましたし、「オトンもオカンもよくわからない時はそうする」ことも教えました。
お葬式は宗派や地域性によっても流れが若干違います。
大人でさえわからないことがあれば聞きますし、子どもならなおさらですよね。
そのほかに子供たちが動揺しなかった理由の一つとして、お坊さんに慣れていたこともありました。
我が家は毎年、お盆に必ずお墓参りとお寺訪問をします。
身近な人に何かあった時、いずれお世話になるお寺さんで静かな雰囲気に触れ、お堂で拝ませてもらうことで拝むってどういうことなのかをなんとなく見様見真似でもイメージができていたのではないかと思います。
お寺に行かない人でも、実家の仏壇や神棚に向き合うことだっていいと思います。
神様と仏様の拝み方の違いを習慣化することは、一つの学びですし。
いずれにせよ日常の身近なことから経験・体験することが本番に強くなる秘訣です。
いかがでしたでしょうか。
【子供がお葬式でも静かにしてくれる裏技】
このブログでは、子育ての様々な場面で遭遇するお悩みに有益な情報を発信していきます。
次回のテーマはこちら。
【時間の感覚を身に着けて子供の成長を促そう】です。
どうぞお楽しみに。夕凪母さんでした、へばへばまんず~。
10月半ばを迎え、東北の空気がいよいよ冬に向けて確実に寒さを増していく中、故郷の秋田県で過ごした日々を思い出すことがあります。
さっきも、私の祖母のお葬式で久しぶりにたくさんの親戚の人たちと会うことができて、とてもうれしかったことをふと思い出しました。
それは、不器用な私がなぜか逆転ホームランを打ったような出来事があったからです。
というわけで今回のテーマはこちら。
【子供がお葬式でも静かにしてくれる裏技】
本題に入る前に少し私の話をさせてください。
私は子育て歴23年目の2児の母です。
会社員(事務)の経験を経て保育士経験、発達支援の仕事の経験を積んでまいりました。
働く親御さんの気持ち、共稼ぎ世帯の大変さ、じいじ・ばあばが近くにいない世帯の子育ての苦労もわかります。
二人の子供たちはそれぞれに持病を抱えているため、病院通いの苦労もわかります。
私自身ADHDという発達障害の診断があり、決して器用ではない特性を持ちながらも、まもなく子育てに一区切りをつけようとしている一人です。
不器用な私が多くの困難を乗り越えてきた中で身に着けてきたことは、きっとあなたの悩みを軽くします。
結論はこちら。
- 段取りを簡潔に伝える
- 静かにしている間だけ、子ども一人ひとりになんとなくでもいいので役割を決める
- わからないより事前にわかっていた方が落ち着くきっかけになるから。
次の章で深堀します。
あたいはいつも静かにできるわよ |
普段の生活の中で、子供は少しずつ一日のスケジュールを覚えます。
ごはんの時間や遊ぶ時間、お昼寝の時間やお風呂の時間など。
一日の流れを感じながら、少しずつ生活のルールを覚えます。
家の中を起点にして少しずつ外の社会とつながるためにルールを身に着けます。
パパやママとの会話も楽しくなって発語が増えて文章化されていく頃、子供は話を聞く力もぐんぐん伸ばしています。
この聞く力を使って『今は静かにする場面だということを目を見て静かに伝える』ことで、気持ちの切り替えを促します。
私の実体験についてお話しします。
それは、私の祖母のお葬式でのことです。
その日、たくさんの親戚やいとこの子供がたくさん集まりました。
年齢もバラバラでしたので、上は中学生から下は1歳児まで総勢7人の子供たちをまとめなければなりませんでした。
けれども、大人はそれどころではなくバタバタとしていました。
なんとなく雰囲気的に、子供は参列させず隔離したほうがいいのではないかという方向になり、小学校低学年より小さい子供たちは別部屋で遊ばせることになりました。
しかし祖母宅でのお葬式でしたので、狭い家の中で騒がないように・静かにしなければならないことには変わりありませんでした。
そこで私は、小学校低学年の子を中心にこう言いました。
「今から下の部屋でお葬式が始まります。
お坊さんとたくさんのお客さんが来て、あの写真のおばあちゃんを一緒に拝みます。
30分くらい時間がかかります。それがおわるまでみんなで静かに待てるかな?」
と話しました。
【静かにしている間だけ、子ども一人ひとりになんとなくでもいいので役割を決める】
するとその中の一人の子が
「待てるヨ!」と得意げに返事をしてくれたので
「じゃあ、きみがリーダーになってくれる?」と伝えました。
「うん!わかった」との返事を聞けたので
「終わったら必ず教えるからね」と約束しました。
最後に念のため「何か困ったことがあったら近くの大人の人にお話しすること」も約束し、私は部屋を後にしました。
それから、お葬式に参列をし予定通り静かに進行しました。
お坊さんと参列者を見送った後、私は子供たちの部屋に行き
「お葬式が終わりました、みんな静かにしててくれてありがとう」と声を掛けました。
すると、彼らはホッとした様子になりました。
このプロセスを踏んだおかげで、その後何事もなく終えることができました。
ちなみにこの子供たちは、私とは全員初対面でした。
なぜじゃ!なぜなんじゃ!! |
考えらる理由はこちら。
- 最初に話をする・話を聞く雰囲気を作ったから。
- これから何が行われるのかを簡潔に伝え、イメージづくりをしたから。
- どのくらい時間がかかるのかの目安を伝えることで、終わる時間までがんばる気持ちにつなげたから。
- 「君たちを信じる」姿勢を見せたから。
- 終わったことを必ず教えることで「嘘つきじゃない」立ち位置になったから。
- トータル約5分以内でまとめたから。
具体的にどんなことをしたかというと
- 一番最初に「おはなししてもいいですか」の声かけをした。
- 「大事なお話だから子供部屋に行きましょう」と移動を促した。
- 少し静かな環境になったことを確認したうえで、「たくさんお客さんが来て、ガヤガヤした後静かになって、お坊さんがお経を読みます。その時は一番静かにしていてほしいです。それが終わってお客さんがガヤガヤしたら、おばちゃんが終わったよって教えるからね。」と話をした。
- リーダーを指名して小さい子がわからなかったら教えてあげるよう指示をした。
- がまんできないことがあれば近くの大人の人に助けを求めることを伝えた。
- 「じゃあ、後は頼むね」と言ってさっさと部屋から離れた。
- 近くにいるであろうその子たちの親にも、どんなことを話したのかさりげなく伝えた。
- お葬式に参列…。
- お坊さんを見送った後、子供たちの部屋に行き終わったことを伝え「みんな静かにしてくれてありがとう、がんばったね」と褒めた。
大体こんな感じです。
ちなみに大きい子の中にも「お葬式が初めてでわからないから近くで見てる」という子もいました。
その辺も無理強いしない代わりに「小さい子たちに何かあったら大人に声をかける係」として役割をお願いしました。
【お葬式というイベントを役割をもって参加することが大事】
お葬式でも結婚式でも、大人同士だと役割をあらかじめ決めて準備を進めますよね。
実は子供にも簡単な役割を持たせることで、お葬式に参加したこととして経験につながりますし、気持ちの切り替えと集中力、場面を読む力を育む効果が期待できます。
但し子供は短期記憶が主なので、大人側も思い通りに行かないことは想定しておきましょう。
なのでそういう時こそ、私のような立ち回りをする人を一人配置することをお勧めします。
とはいえ、この役回りはそんなに難しくはありません。
もし泣いたり騒いだりする子供がいたら、その時は親に任せればいいのです。
親も緊張を強いられる場で子供を見なければいけませんし、連れてこなければいけなかった事情だってあるはず。
たった30分の間だけでもその役割を担う意味はあると私は考えます。
お葬式の雰囲気をなるべく壊さない為の準備として、できる限りのことをするという解釈でいいのですから。
【ちなみに我が子二人は参列しました】
当時、長男坊が中学生、長女が小学校高学年でした。
二人とも参列するつもりで臨みましたので、特に動揺することもなかったです。
ぶっちゃけ子供たちには周りの大人の人の真似をすればいいとだけ伝えましたし、「オトンもオカンもよくわからない時はそうする」ことも教えました。
お葬式は宗派や地域性によっても流れが若干違います。
大人でさえわからないことがあれば聞きますし、子どもならなおさらですよね。
そのほかに子供たちが動揺しなかった理由の一つとして、お坊さんに慣れていたこともありました。
我が家は毎年、お盆に必ずお墓参りとお寺訪問をします。
身近な人に何かあった時、いずれお世話になるお寺さんで静かな雰囲気に触れ、お堂で拝ませてもらうことで拝むってどういうことなのかをなんとなく見様見真似でもイメージができていたのではないかと思います。
お寺に行かない人でも、実家の仏壇や神棚に向き合うことだっていいと思います。
神様と仏様の拝み方の違いを習慣化することは、一つの学びですし。
いずれにせよ日常の身近なことから経験・体験することが本番に強くなる秘訣です。
いかがでしたでしょうか。
【子供がお葬式でも静かにしてくれる裏技】
このブログでは、子育ての様々な場面で遭遇するお悩みに有益な情報を発信していきます。
次回のテーマはこちら。
【時間の感覚を身に着けて子供の成長を促そう】です。
どうぞお楽しみに。夕凪母さんでした、へばへばまんず~。
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