なぜ親はうざいの?その仕組みと驚きの捉え方
(昔はパパと結婚するって言ってた…) |
何が疲れるって
「オカン、ウザい」
「オトン、ウザい、ウザすぎる」
と、結構傷つくことを軽~く言ってのけるのです。
そしてふと気になったのが今回のテーマ
「なぜ親はうざいの?その仕組みと驚きの捉え方」です。
どの年齢の親子関係でも、なかなか距離感がわからない時期ってありますよね。
今まではそこまで踏み込んでもよかったことが、次の瞬間タブーになる。→なぜ?
この謎を私なりに考察してみました。
でもその前に少し私の話をさせてください。
私は子育て歴23年目の2児の母です。
会社員(事務)の経験を経て保育士経験、発達支援の仕事の経験を積んでまいりました。
働く親御さんの気持ち、共稼ぎ世帯の大変さ、じいじ・ばあばが近くにいない世帯の子育ての苦労もわかります。
私自身ADHDという発達障害の診断があり、決して器用ではない特性を持ちながらも、まもなく子育てに一区切りをつけようとしている一人です。
不器用な私が多くの困難を乗り越えてきた中で身に着けてきたことは、きっとあなたの悩みを軽くします。
結論としては
「そういうふうにできている生き物だから」
そこまで言い切るのって |
ある意味すごい! |
はい、あえてウザく演出してみました。
理由としては3つあります。
- 生きてきた時代が違うから
- 知りすぎる情報が、わかっている・わかっていないの判断をにぶらせるから
- 男女の脳の特徴が違うから
親は子供のことを産まれてきたときから知っています。
子が成長してから思い出せない過去のことを、親は当たり前に知っていますが
逆に、親がまだ子供だった時代のことについては、子はもちろん知る由もありません。
ここで「親は子供より子供の情報を知っている」ということがわかります。
だからいつもこうなるの図 |
それとは別に、人が最も成長する時期はたくさんの刺激を受けますが、その中には時代背景も含まれます。
今は当たり前のように手にしているスマホも、私が子供のころは電話を携帯する常識はなく、サザエさん家にあるような黒電話が当たり前でした。
人々の行動が時代背景によって制限されることで、価値観の違いが生まれます。
このことから親世代の常識と子供世代の常識が違うことも、十分予想されます。
でもこれって、どちらの常識も正解。
まぎれもなくその時代を生きてきた証です。
そこで、互いの世代が「考え方に違いがあっても仕方ないか」と納得する場面をあえて作ることが必要であると私は考えました。
昔はこうだった
今はこうだ
ああ、なぁんだ、そうだったのね ←これです。
それぞれが歩み寄って、ちょうどいいところを見つけていけたら素敵ですね。
そうは言っても
実は思い切って「親がウザいと感じる時ってどんなとき?」と長女に質問をしてみました。
すると、こんな回答が( ^ω^)・・・
- 親は子供がわかっていないと思って声をかけるんだろうけど、子供の気持ちとしてはわかっているのに何でそういう言い方するんだろうと感じるから。
- 特に父親(オトン)に対して。娘としては「ただ話を聞いてほしいだけ」の話で、「それは大変だったね」程度の返事でいいのに、実際は「そんなことするからダメなんだ」と結果に注目して否定したり、挙句「余計なアドバイス」をしてくるから。
我が家のこの小さなコミュニティからでも、わりと的確な反応が得られました。
どんな場面でこの現象が起きるのか思い出してみると
母:ごはんの支度が終わり家族に知らせる。家族がそろうの待っている。
父:反応して食卓へ。家族がそろうのを待っている。
子:子供部屋でスマホタイムに入っちゃった、ちょっと急いで終わらせようとしている。
タイミング悪かったなあとも感じている。
友達に「呼ばれたからそろそろ切るね」と言うタイミングをうかがっている。
この時親はどんなことを考えて待っているのでしょうか。
「なんだ、みんな待っているのに。わかってないのかなあ?」
まあこんな感じでしょうか。
では、親が思うように「わかっていない」のでしょうか?
いいえ、ここでは「わかっている」と判断します。
もし、この判断を逆にとらえてしまうとどうなるのか予想してみます。
父/母:何やってるの?みんな待ってるよ。早く来なさい。
子:わかってるよ。いちいちうるさいなあ。
出ました、名セリフ。反抗期あるあるですよねぇ。
【親も子供の行動をわかっているようでわかっていない】
ここを意識することがとても大切です。
前回のブログでもお話ししましたが、人の行動には必ず理由があります。
それを完全に把握することは本人以外不可能です。
親も子も所詮は違う人間ですから、わからないこともあると割り切ると気持ちが楽になります。
【心配する気持ちが空回りする父親】
娘がオトンに対してウザいと思った話から、男女の脳の特徴の違いも要因の一つということがわかります。
昔から、男性は建設的な話し方を好む傾向がありますし、女性は感情を優先し共感することで喜びを感じることが様々な研究でわかっています。
世の中のオトンの皆さん、思春期の娘ちゃんと向き合う際にはアドバイスしたい気持ちをぐっとこらえて、「大変だったね」とか「楽しそうだね」など話の内容に合わせて相槌を打ってあげてください。
アドバイスが欲しいときにはきっと娘ちゃんの方から「どうしたらいいとおもう?」と聞いてくるのでその時がチャンスです。
参考にした書籍はこちら:中野信子著 「男脳 女脳 人生がときめく脳に効く言葉」
実はこの本ちょっと薄めでページで完結してるような構成なので読みやすいです。
私はコンビニで出会いましたがそれも数年前の話なので、本を読むのが苦手な人には特におすすめ。
案外トイレでさっくり読めちゃうかも(ノ∀`笑))
うちの子はこんなもんじゃない、きれいごとすぎませんか?という人もいるかもしれません。
どんなお子さんでも
「悩んでいる今の自分の気持ちを少しでもわかってほしい」
「今のつらい状況をなんとかしたい」などの思いはあります。
であれば、親として動くなら
「君のために力を貸したい。困ったことがあったら相談してほしい」ことを伝えてあげてください。
お子さんから助けてほしいと言いやすい状況を作っておくことで、ちょうどいい距離感を探りながら様子が見やすくなると、私は考えます。
それでもまだ「ウザい」と言われてカチンときちゃったら
だって仕方ないじゃん、
親は「ウザい」でできてるんだから
とか言い放って、「なんじゃそりゃ」って笑いましょうか、ね。
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
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次回のテーマは
「私ってもしかしてダメ親?から逆転する幸せアップ術」です。
明日の更新もどうぞお楽しみに。
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