好き嫌いを減らす効果的な行動

こんにちは、夕凪母さんです。

皆さんには食べ物の好き嫌いはありますか?

私にも実はあります。

温かいうどんに入っている鶏肉の皮です。

子供の頃からとても苦手意識があり、眉をしかめながら食べていました。

味は気にならないのですが、ビジュアルが。

とは言え、もつ鍋は好きなんですけどね。

このように、他人から見たら大したことないことでも自分にとっては結構大きなことに感じてしまう、なんてことありますよね。

その中の代表ともいうべき今回のテーマがこちら。

【好き嫌いを減らす効果的な行動】
本題に入る前に少し私の話をさせてください。

私は子育て歴23年目の2児の母です。

 会社員(事務)の経験を経て保育士経験、発達支援の仕事の経験を積んでまいりました。 

働く親御さんの気持ち、共稼ぎ世帯の大変さ、じいじ・ばあばが近くにいない世帯の子育ての苦労もわかります。 

二人の子供たちはそれぞれに持病を抱えているため、病院通いの苦労もわかります。

 私自身ADHDという発達障害の診断があり、決して器用ではない特性を持ちながらも、まもなく子育てに一区切りをつけようとしている一人です。

 不器用な私が多くの困難を乗り越えてきた中で身に着けてきたことは、きっとあなたの悩みを軽くします。

結論はこちら。
  • 【おいしそうに食べる様子を見せる】
  • 【たくさん遊んでおなかをすかせる】
  • 【「すごい!その味知ってるの?」と驚いてみせる】
  • 【プラスの気持ちに転換しやすい声掛けをする】

理由はこちら。
  • できなかったことができるようになる喜びが、がんばる気持ちを育てるから。

次の章で深堀します。

【おいしそうに食べる様子を見せる】
これは、子供が赤ちゃんの時から有効です。
食べる時間が楽しそう、嬉しそうという雰囲気を日常で感じていると、離乳食が始まった時など「食べる時間=楽しい時間」が当たり前のことになります。

  • おいしいってなあに?
  • おいしいってうれしいことなの?
  • もぐもぐごっくん、おいしい!😊

というように少しずつ段階を経て、感覚が育ちます。

授乳期の時から「おいしいね」「うれしいね」「おなかいっぱいになったかな」とお子さんに積極的に声をかけてあげてくださいね。


【たくさん遊んでおなかをすかせる】

人は大抵体を動かせばおなかがすきます。

食べて満たされる量は人それぞれですが、食欲のからくりはなんとなくわかりますよね。

子どもにももちろんそれが備わっています。

  • 遊ばせる広い場所なんかないよ!
  • 遊び相手なんか忙しくてできないよ!
  • 保育園や幼稚園で疲れてくるんじゃないの?

という人もいるでしょう。

夫婦共稼ぎで保育園に迎えに行くのも時間がギリギリで、買い物とごはんの支度やお風呂とかとにかく忙しいから毎日余裕ないと、かつての私も思っていたひとりです。

実は、子供と過ごす時間は少しでもいいのです。

1時間?30分?15分?10分?短い時間でいいので、習慣化することをおすすめします。

たとえば、帰宅前のお買い物の時間。

お子さんと一緒にお買い物をするというのも、お子さんと過ごせる時間になりますよね。
参考記事:買い物で子供がぐずって困った時の対処法

ごはんの準備をお手伝いに絡ませて一緒に過ごすのも手ですね。
参考記事:親子で楽しいお手伝いにする工夫


【「すごい!その味知ってるの?」と驚いてみせる】
苦手な野菜として代表格の「ピーマン」「にんじん」「セロリ」などは、親としては食べてほしい身近な食材ですよね。

給食にも普通に使用されますし、学校では「無理に食べなくても残してもいい」というルールですが、食育ということを考えると果たしてそれがどこまで良しとできるのか考えさせられます。

そんな時に効果的なのがこの言葉。
「すごい!その味知ってるの?」

「ちゃんと食べなさい」を予想していたお子さんはびっくりします。

「え?なんかほめられた?」みたいな。

そこから少し話を広げてもいいですね。

例えば
「ママはちょっと苦いけど、○○ちゃんはどうかな」

「私はね、いっぱい苦いよ」

「じゃあ、○○ちゃんと苦いが同じだね。だんだん少しずつママみたいにピーマン食べられるようになったらうれしいな」

このパターンは、お子さんが素直なほど効果があります(小学生くらいだとちょっと裏を読まれるかも)。

でも、その場ですぐに解決することを求めるのではなく、お子さんが自分で考えたり気づかせる時間を作ることで、自分で少し頑張ってみようかなと気持ちを向ける行動も期待できます。

たとえば、一緒に料理をして味の工夫をしてみるというのも効果的です。

私の友人にお母さんと一緒に「ピーマンとバターを使ったレシピ」で好き嫌いを克服した人がいます。

作るところを見せるだけでもいいんです。

ピーマンが実はただの野菜で
炒めると色が変わって柔らかくなって
調味料によって風味に変化をもたらすことを知ることが大事なのです。

プラスの気持ちに転換しやすい声掛けをする】


  • 「ちょっとでも食べることができたらすごいね!」
  • 「食べられるようになったらうれしいね!」
など、ママもパパも僕も私もうれしいというところにつなげるということです。

お子様本人が「うれしくない」とその場で反発したとしても、こちらからは「そうなったらうれしいな」「その日が来るのが楽しみ」とさらっとかわすくらいにしてみてとどめておきましょう。



  • すぐに結果を求めがちですが、ここで一つ気を付けてほしいことがあります。

できなくてもいいんです。

食べられなくてもいいんです。

なぜなら


  • 食物アレルギー
  • 感覚過敏による好き嫌い


の可能性も考えられるからです。

【食物アレルギー】

我が家でも長男が食物アレルギー持ちだったので、主食のお米や何かと万能なタマゴ、エビやカニなどの甲殻類などなど見事にいろいろ引っ掛かり大変でした。

息子は治療の甲斐もありいくつかの食品は食べることができるようになりましたが、食事の際は食べることができる喜びを常に感じてほしいし、ありがとうの気持ちを忘れないでほしいということを教えてきました。




【感覚過敏による好き嫌い】

参考動画:普通って何だろう感覚過敏(NHK)

感覚過敏については、周りの人の理解が必要になります。

食べても大多数の人とは違う少数の感じ方があるということ。

「苦手なんだ」と彼らが伝えることには必ず理由があること。

決して自分勝手な理由ではないということです。

感覚過敏じゃなくても、こんな気持ちになったことありませんか?


  • 酢豚にパイナップルが入っているのが許せない
  • 冷麺にリンゴやスイカなどの果物が入っているのが許せない
  • ポテトサラダに缶詰のミカンが入っているのが許せない


など、我が家では旦那ちゃんと2番目さんがよく訴えるのですが、違和感を感じることはその人それぞれに判断基準がありますよね。

我慢できるか、否か。

これは、危険から身を守る基本的な反応でもあります。

【どのように判別すればいいの?】


  • 食物アレルギーであれば、小児科などの医療機関で検査をすることができます。


小児喘息やアトピー性皮膚炎などと他の病気と関連づいてくる場合が多いので、対処法はさまざまです。

我が子が診断を受けた時は、何を食べて発疹やかゆみなどの症状が出たのか聞かれました。

最初は食べることができていた食品が、数年後などにアレルギー反応が出てくる場合もありますので、お医者様と相談して様子を見ていくことをお勧めします。



  • 感覚過敏であれば、発達障害支援の窓口に相談してみましょう。
幼稚園や保育園、子育て支援や検診などの場などで、発達の検査を進められることがあります。
「障害」という文字が入っているので「うちの子は障害者じゃない!」とやみくもに反発したくなる人もいるようです。

でも障害って、生活の中で不便だったり、うまく対応できない「つまづき感」などの生きにくさのことだと私は考えます。

器用な人もいればそうではない人もいますよね。

パッと行動に移れる人がいれば、周りをよく観察して慎重に行動する人がいたり。

大人の世界でさえそうなのですから、子供の世界では月齢や個人差で成長や発育の度合いはあってあたりまえです。

だから他のお子さんと安易に比べて落ち込まないでくださいね。

それでもどうしていいかわからなくなって不安で悲しくなりそうな要因から救ってくれるのが、先に出した相談窓口です。


  • 昔はそんな窓口は目立たなかった

私が子供の頃は発達障害についての情報はあまり知りませんでした。

ちょっと落ち着きがないとかちょっとどんくさいっていうふうに、性格とか家庭環境などが要因であろうという見方が強い時代でした。

だから、みんなと同じことができないといじめられたりすることはありましたし、「努力していないから」という考えが当たり前だったのです。

  • けれども今は変化しています。

2004年12月に公布された「発達障害者支援法」により、行政などの福祉サービスを受けることができます。

参考リンク:LITALICOジュニア

今の時代は、たくさんの子育てのプロがあなたとお子様の困り感を理解し支えてくれるところまで来ました。



発達障害や療育を理解しない人の方が、「あの人分ってないわよね」っていうカテゴリーに分類されますのでお気を付けくださいね。

いかがでしたでしょうか。

【好き嫌いを減らす効果的な行動】

ここでは4つ提案しましたので、是非参考にしてみてくださいね。

次回のテーマはこちら。
どうぞお楽しみに。夕凪母さんでした、へばへばまんず~。

コメント

人気の投稿